12/11 第11回小林真理声楽マスタークラスのお知らせ(協会主催事業)

ストラスブール音楽院教授の小林真理先生による声楽マスタークラス、ご好評につき12月の開催が決定いたしました。本場フランスでも高い評価を受けている小林先生の明晰かつエネルギーに満ちたレッスンをこの機会にぜひ一度ご体験ください。
音楽家を目指す声楽家の方やアマチュアの方まで、どなたでも大歓迎です。受講生は定員に達し次第、募集を締め切らせていただきますので、ご興味をお持ちの方は、ぜひお早めに事務局までお問い合わせくださいませ。日時

2018年12月11日(火)11時〜20時(お申込み状況により翌12日追加の可能性あり)

会場

芸術家の家(JR目黒駅東口より徒歩7分)

対象
受講生   
– 声楽を専門的に学ばれている方
– フランス歌曲やフランス語オペラを学ばれたい方
– 声楽分野でフランスへの留学を希望されている方
– フランスにおける声楽教育を体験されたい方
– 声楽の初心者やアマチュアで学ばれている方
聴講生
-専門的な知識の有無にかかわらず、興味のある方はどなたでもご見学可能です。メールにて事務局までお申し込みください。
-レッスンの妨げにならない範囲での入退場は自由です(お申し込み後に当日のタイムテーブルをお送りいたします)。
 
レッスン形式
– 原則としてお一人様1時間の個人レッスンとなります。上記の日時内でご希望の時間帯を、お申し込み時にお知らせ下さい。お一人で2時間続けての受講や、複数枠の受講も可能です。
– 受講曲目は自由です。2、3曲程度ご用意下さい。事前に講師ともご相談いただけます。
– 伴奏者はご自分でお連れいただくか、協会事務局からのご紹介も可能です(紹介の場合の奏者への謝礼は、1枠につき5,000円となります)。
-受講生は、他の受講生のレッスンも自由にご見学いただけます。
 
参加費
-受講料 : 22,000円(複数枠をお申し込みの場合、2枠目からは各18,000円)

-聴講料 : 2,000円(日仏現代音楽協会会員は1,500円)

お申し込み・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局
tokko.chene@gmail.com

講師プロフィール 
小林真理(日仏現代音楽協会名誉会員)

 

鎌倉市生まれ。3歳よりピアノを始め、10歳より中村浩子女史に師事し声楽を学ぶ。

1979年東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業、同大学院修士課程に進み、1981年文化放送音楽賞受賞、第1回日仏声楽コンクールに入選、フランス音楽をより深く学ぶために留学を決意し、1982年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、レジーヌ・クレスパン女史に師事、1987年同音学院のオペラ科を終了、1989年にはウィリアム・クリスティ氏の指導する同音学院の古典声楽科のクラスを1等賞を得て終了する。パリ国立高等音楽院に在籍中の1983年頃より数々の国際声楽コンクールにて受賞(1984年パリのフランス歌曲国際コンクールでフォーレ賞、1988年クレルモン・フェランのオラトリオ・リート国際コンクールではリタ・シュトライヒ・記念大賞)この頃よりバロックから現代音楽に至る幅広い演奏活動を始める。
1993年には その後進学した東京芸術大学博士課程において博士論文『オリヴィエ・メシアンの歌曲研究ーハラウイを中心にー』を書き、博士号を収得する。
コンサート活動においては ピエール・ブーレーズの指揮でシヤトレ劇場でハリソン・バートウィッスルの〔メリヂアン〕のフランス初演、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニック・オーケストラと共演、オランダのコンセルトゲボー・ホールにてシェーンベルクの〔4つのオーケストラ歌曲作品22〕、佐渡裕指揮でオーケストラ・ラムルーとマーラーの交響曲第2番、現代音楽作曲家の初演は数多く、アンサンブル・アンテルコンタンポランと数度共演、ロストロポーヴィッチの指揮で小林真理のために書かれたピヨートル・モスの〔スターバート・マーテル〕、最近ではフィリップ・ルルーの新作をロレーヌ国立管弦楽団とフランスとドイツで初演、ヨーロッパのみでなく、アメリカ、東欧、オーストラリアにてもソリストとして活躍している。オペラの分野では ジェフリー・テート指揮によるベルクの〔ルル〕の女流工芸家役、プッチーニの〔蝶々夫人〕のスズキ役、モーツァルトの〔コシ・ファン・トゥッテ〕のドラベラ役、ヴィヴァルディの世界初演〔真実の証〕のルステーナ役などを演じている。
CD録音も多数に及び、モーツァルトの〔レクイエム〕、〔マニュエル・ロ-ゼンタール歌曲集〕、〔20世紀の作曲家の編曲による世界の民謡〕などがあり、最近では、フランスを代表するサクソフォン奏者、クロード・ドラングルとの〔japanese love songs〕、メシアンの〔ハラウィ〕などがある。
1999年にフランス国家教授資格を得て現在ストラスブール地方音楽院で声楽の専任教授を勤め、ニースのアカデミー他、各国でマスタークラスを行い、後進の指導にも情熱をそそいでいる。

(当協会のホームページで小林真理さんへのインタビューを掲載しております。あわせてご覧下さいませ)

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8月に地中海のコルシカ島にて行われた小林真理先生のマスタークラスに参加された生徒の方から、体験レポートとお写真をお寄せいただきました。こちらもぜひお読みください。
 
 
コルシカ島スタージュレポート
佐藤千香
 
東京からCDGでのトランジットを経て、地中海に浮かぶ絶景のコルシカ島へ。コルシカ島北部、Calenzanaという小さな町で真理先生のマスタークラスが開催されました。
 
Les rencontres de Calenzana というフェスティバルの一部に含まれており、日程は8/17(金)〜8/22(水)の6日間です。Calviの空港で事務局からのお迎えの方、真理先生、同じマスタークラス受講生、フェスティバルの参加アーティストたちと合流し、まずは会場となるCalenzanaの町まで車で向かいました。コルシカ島は海のイメージが強いですが、Calenzanaはトレッキングの名所もある山側の小さな集落です。会期中の住居は趣のあるいわゆる「バカンス貸し」の一軒家を事務局の方が用意して下さり、私たちは女性3名でシェアして楽しい共同生活を送りました。フェスティバルの間、市庁舎内での午前中から夕方までのレッスンと、夜のコンサートが生活の中心になります。とはいえ世界有数のリゾート地コルシカ島でのマスタークラスですから、満喫しないのは残念すぎます。今回のマスタークラスでは、ご自身のリサイタルもフェスティバルのプログラムに含まれてお忙しい中、レッスンとコンサートの合間の時間を縫って真理先生とご主人様がご厚意で海やワイナリーに連れて行って下さり、コルシカ島のリゾート地らしさも存分に楽しむことができました。真理先生の素晴らしいリサイタルの後、ほろ酔いで泳いだ星降る月夜の地中海の美しさは忘れられません!
 
真理先生とのレッスンは、先生のご指導をすぐにその場で実践できれば新鮮な熱風が体を駆け巡るようにいつも感じられ、うまく実現できないときは頭も体もクタクタになってしまうのですが、どんな時もエネルギーを与えて元気にしてくれたのがフェスティバルのお食事でした。伝統的な、時にはモダンな美味しいコルシカ料理の数々と、日本では東京都心でさえもまだまだ貴重な素晴らしいコルシカワイン、そしてそれらを振る舞ってくださる地元のマダムたちの優しさにすっかりCalenzanaが大好きになりました。ニースやボルドー近郊でも真理先生はマスタークラスをいくつかされていますが、こちらのマスタークラスは随分と趣が異なるように感じます。真理先生のレッスンを集中して受講されたい方。なかなか訪れる機会のないコルシカ島へ、マスタークラス参加の折にぜひいらっしゃって下さいませ。(個人的な感想ですが、Calenzanaの滞在だけでなく、CalviやAjaccioでの延泊を強くお勧めいたします。)