日本の作曲家たち
Compositeurs du Japon
日本の作曲家たち
日本・フランス両国の音楽文化交流をはかることを目的として、昨年の4月に結成された日仏現代音楽協会。今回は、フランスを中心に活躍するアンサンブル・ミュルチラテラル(Ensemble Multilatérale)のソリストたち3名との共同企画で、日本の現代音楽の作曲家を取りあげる。
日本現代音楽の歴史の流れを室内音楽の作品(フルート、チェロ、ピアノ)の中でどのように汲み取ることができるか試みるこのコンサートは、日本を代表する第一世代の作曲家、武満徹、三善晃、黛敏郎をはじめ、現在、世界的に最も活躍する作曲家のひとりである細川俊夫、そして昨年、東京芸術大学作曲科を首席で卒業した若手作曲家の坂東祐大の楽曲を演奏する。
これら5人の作品のオリジナリティーに溢れた音楽世界を現代音楽のエキスパートである音楽家による演奏で堪能していただきたい。
プログラム
三善晃 (1933-2013) : Sonate pour flûte, violoncelle et piano (1955)
黛敏郎 (1929-1997) : Bunraku pour violoncelle (1960)
武満徹 (1930-1996) : Voice pour flûte (1974)
細川俊夫 (1955-) : Lied pour flûte et piano (2007)
坂東祐大 (1991-) : Damier Material II pour flûte, violoncelle et piano (2014 /création mondiale)
演奏
Ensemble Multilatérale(音楽監督:阿部加奈子、協会代表)
キム・ミヒ(フルート、会員)
加藤文枝(チェロ)
檜山和子(ピアノ)
ご予約・お問い合わせ:パリ日本文化会館 01 44 37 95 95