小林真理声楽マスタークラス (2015年8月)のお知らせ

毎回参加者の方からご好評をいただいております、日仏現代音楽協会の名誉会員でストラスブール音楽院教授の小林真理先生によるマスタークラス。第4回目の開催日が8月25, 26日に決定いたしました。古楽から現代作品に至る幅広いレパートリーで国際的なご活躍をされておられる小林先生は、同時に音楽院をはじめ各地の講習会でも後進の指導に熱心に取り組まれています。フランス歌曲やオペラはもとより、古典や近現代のレパートリーを学ばれたい方もふるってご参加ください。

講師プロフィール 


小林真理

IMG_3110 © Marta Kohler

鎌倉市生まれ。3歳よりピアノを始め、10歳より中村浩子女子に師事し声楽を学ぶ。
1979年東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業、同大学院修士課程に進み、1981年文化放送音楽賞受賞、第1回日仏声楽コンクールに入選、フランス音楽をより深く学ぶために留学を決意し、1982年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、レジーヌ・クレスパン女史に師事、1987年同音学院のオペラ科を終了、1989年にはウィリアム・クリスティ氏の指導する同音学院の古典声楽科のクラスを1等賞を得て終了する。パリ国立高等音楽院に在籍中の1983年頃より数々の国際声楽コンクールにて受賞(1984年パリのフランス歌曲国際コンクールでフォーレ賞、1988年クレルモン・フェランのオラトリオ・リート国際コンクールではリタ・シユトライヒ・記念大賞)この頃よりバロックから現代音楽に至る幅広い演奏活動を始める。
1993年には その後進学した東京芸術大学博士課程において博士論文『オリヴィエ・メシアンの歌曲研究ーハラウイを中心にー』を書き、博士号を収得する。
コンサート活動においては ピエール・ブーレーズの指揮でシヤトレ劇場でハリソン・バートウィッスルの〔メリヂアン〕のフランス初演、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニック・オーケストラと共演、オランダのコンセルトゲボー・ホールにてシェーンヴェルクの〔4つのオーケストラ歌曲作品22〕、佐渡裕指揮でオーケストラ・ラムルーとマーラーの交響曲第2番、現代音楽作曲家の初演は数多く、アンサンブル・アンテルコンタンポランと数度共演、ロストロポーヴィッチの指揮で小林真理のために書かれたピヨートル・モスの〔スターバート・マーテル〕、最近ではフィリップ・ルルーの新作をロレーヌ国立管弦楽団とフランスとドイツで初演、ヨーロッパのみでなく、アメリカ、東欧、オーストラリアにてもソリストとして活躍している。オペラの分野では ジェフリー・テート指揮によるベルクの〔ルル〕の女流工芸家役、プッチーニの〔蝶々夫人〕のスズキ役、モーツァルトの〔コシ・ファン・トウツテ〕のドラベラ役、ヴィヴァルディの世界初演〔真実の証〕のルステーナ役などを演じている。
CD録音も多数に及び、モーツァルトの〔レクイエム〕、〔マニュエル・ロ-ゼンタール歌曲集〕、〔20世紀の作曲家の編曲による世界の民謡〕などがあり、最近では、フランスを代表するサクソフォン奏者、クロード・ドラングルとの〔japanese love songs〕、メシアンの〔ハラウィ〕などがある。
1999年にフランス国家教授資格を得て現在ストラスブール地方音楽院で声楽の専任教授を勤め、ニースのアカデミー他、各国でマスタークラスを行い、後進の指導にも情熱をそそいでいる。
倉敷の大原美術館のギャラリーコンサートに計3度出演した他、2013年にはフランスの各地でオーケストラとワーグナーの「ヴェーゼンドンクの歌曲」を数回歌い、同年10月25日には東京シティフィルとプーランクのオペラ「カルメル派修道女の対話」〔演奏会形式〕の修道院長の役を歌って好評を博した。
(当協会のホームページで小林真理さんへのインタビューを掲載しております。あわせてご覧下さいませ)日時
8月25日(火)13時〜20時
8月26日(水)10時〜20時会場
川崎市内の練習室(駅の近くです。メールにて地図をお送りいたします)

対象
受講生   *定員に達したため、募集を終了いたしました
– 声楽を専門的に学ばれている方
– フランス歌曲やフランス語オペラを学ばれたい方
– 声楽分野でフランスへの留学を希望されている方
– フランスにおける声楽教育を体験されたい方
– 声楽の初心者やアマチュアで学ばれている方
聴講生
-専門的な知識の有無にかかわらず、興味のある方はどなたでもご見学可能です(事前に事務局へのお申し込みが必要です)。
-レッスンの妨げにならない範囲での入退場は自由です(お問い合わせいただいた方には、当日のタイムテーブルをお送りいたします)。

レッスン形式
– 原則としてお一人様1時間の個人レッスンとなります。お申し込みの際に、上記の日時内でご希望の時間帯をお知らせ下さい。お一人様で2時間続けての受講や、2日間にわたって複数枠の受講も可能です。
– 受講曲目は自由です。2、3曲程度ご用意下さい。事前に講師ともご相談いただけます。
– 伴奏者は原則としてご自分でお連れいただきます。心当たりのない場合は、協会事務局にご相談下さい(その際には、受講曲目も合わせてお書きください)。
-受講生は、会場の定員の範囲内で他の受講生のレッスンも自由にご見学いただけます。

参加費
-受講料 : 22,000円* (お一人で二枠以上受講の際は、プラス各15,000円となります) 
-聴講料 : 2,000円 (両日の場合は合わせて3,000円)

※受講料には当日練習用のスタジオ代を含みます。伴奏合わせ、発声などにご利用ください。

お申し込み・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局
tokko.chene@gmail.com

・4月にボルドーで行われているメドック春期音楽講習会は、世界的な音楽家のレッスンを直に受けられることで人気の講習会ですが、小林真理先生も毎年声楽の講師として招かれています。今回マスタークラスに参加された高橋淑子さんから、講習会の様子を伝えるメッセージと写真をいただきました。

〜この春に、フランスのボルドーで開催された「メドック春期音楽講習会」に参加しました。ストラスブール音楽院教授の小林真理さんのクラスで、フランスと日本の生徒9名が学びました。
真理先生のレッスンは、テクニック指導の時間と、伴奏付きでの歌唱の時間とに分けて行われます。レッスン以外の時間も、伴奏者との合わせや他の受講生のレッスン聴講とで、一週間毎日予定がビッチリです。講習会の最終日に「オーディションか教会でのコンサートに出演する」という舞台が用意されているため、その目標へ向かって自分の課題と向き合うことができました。
帰国してしばらく経ちますが、今回も真理先生の音楽に捧げる惜しみないエネルギーと、受講生ひとりひとりを大切にするコーディネートの力に感動しました。(高橋淑子)

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