10/17 ドビュッシー没後100年&グリゼイ没後20年記念演奏会

2018年は近現代音楽史にとって極めて重要なふたりのフランス人作曲家、クロード・ドビュッシーとジェラール・グリゼイの、それぞれ没後100年及び20年のメモリアル・イヤーとなります。これを機に日仏現代音楽協会では、ドビュッシーとグリゼイの室内楽作品に会員作曲家の作品を加えた演奏会を企画し、皆さまにお届けいたします。

 1918年3月に55歳で没したドビュッシーと、1998年11月に52歳で没したグリゼイ。このふたりの早逝の天才は、「音色」や「響き」への着目、既存の形式に依らない統語法や時間構成の探求など、多くの音楽的興味を共にしています。しかし同時に、両者の間に横たわるおよそ80年という時の隔たりは、各々の時代ならではのアプローチの違いとなって現れます――すなわち、ドビュッシーが高次倍音を和声に取り入れ、古典的調性の中に旋法性や全音音階を導入したのに対し、グリゼイはスペクトル解析によって音色=和音を構築し、十二平均律の中に微分音程を導入したように。ふたりの作品を一夜に演奏することで、その共通点と差異とが明瞭に示されることでしょう。
 この演奏会では更に、パリ音楽院にてグリゼイに学んだ斉木由美と夏田昌和の作品、マルセイユにてグリゼイの弟子レジス・カンポに学んだ新鋭、山本哲也の委嘱作も披露されます。
フランスと日本のいくつもの世代を繋ぐ演奏会、皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。
 
2018年10月17日(水) 19:00開演(18:30開場)
杉並公会堂小ホール(JR中央線ほか荻窪駅 徒歩7分)
一般 3,000円 学生 2,500円(※当日は各500円増)
日仏現代音楽協会会員は各500円引
 
プログラム:(太字は会員)
クロード・ドビュッシー :フルート, ヴィオラとハープのためのソナタ (1915)
ジェラール・グリゼイ:石碑 (1995) - 2 Percussionists -
山本哲也:カニュ(2018, 世界初演)- Violin, Cello, Piano -
ジェラール・グリゼイ:アヌビス (1983) - Baritone saxophone solo -
斉木由美:アントモフォニー II (2003) - Flute, Bass clarinet, Violin, Cello, Piano -
ドビュッシー (夏田昌和台信遼編曲):『2つの前奏曲』(1909~13 / 2018) - Flute, Clarinet, Violin, Cello, Piano -
夏田昌和:呼び声 (2018, 日本初演)- Alto saxophone solo - 
ジェラール・グリゼイ:プロローグ (1976) - Viola solo -
ジェラール・グリゼイ:タレア (1986) - Flute, Clarinet, Violin, Cello, Piano -
 
 
出演:(太字は会員)
斎藤和志(フルート)鈴木生子(クラリネット)大石将紀(サクソフォン)佐藤淳一(サクソフォン)鈴木真希子(ハープ)上野信一(打楽器)悪原至(打楽器)
松岡麻衣子(ヴァイオリン)甲斐史子(ヴァイオリン, ヴィオラ)松本卓以(チェロ)
及川夕美(ピアノ)大須賀かおり(ピアノ)夏田昌和(指揮)
ご予約・お問合せ:
日仏現代音楽協会事務局
 
主催:日仏現代音楽協会
助成:ローム ミュージック ファンデーション 
 
◎日仏現代音楽協会では、コンサートに先立つ関連企画として、10月初旬にジェラール・グリゼイの作品についての講座を予定しております。Twitter(@AFJMC)の最新情報もご覧ください。