第4回日仏指揮法講座(2018年7月21日・22日)開催のお知らせ
阿部加奈子
夏田昌和
伴奏ピアニスト
石井佑輔
大須賀かおり
1. 指揮法実技
*課題曲(下記より受講者が選択)*7月9日の時点で一部変更となりました
・ハイドン 交響曲第101番「時計」より1〜3楽章
・モーツァルト 歌劇「ドン・ジョバンニ」及び「魔笛」序曲
・シューベルト 交響曲「未完成」
・メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」
・シューマン 交響曲第2番より 第1楽章
・ベルリオーズ 「幻想交響曲」より第1楽章・フィナーレ
・フォーレ 「ペレアスとメリザンド」組曲より「前奏曲」
・ドビュッシー 「海」より「海の夜明けから正午まで」・「波の戯れ」
・ラヴェル 「マ・メール・ロワ」組曲 *初級者推奨
ハイドン 交響曲第101番「時計」
ラヴェル 「マ・メール・ロワ」より「美女と野獣」もしくは「妖精の園」
ベルリオーズ 「幻想交響曲」よりフィナーレ「
ドビュッシー 「海」より「海の夜明けから正午まで」
7月21日(土)
16:00~18:00 楽曲分析(担当:夏田)
18:00~22:00 指揮法実技
7月22日(日)
13:00-19:00 指揮法実技
会場
スタジオ ピオティータ (京王新宿線「桜上水」、井の頭線「西永福町」より徒歩)
東京都杉並区下高井戸4-22-34 TEL 03-5316-7161
– 音楽大学などで音楽の専門教育を受け、基礎的な音楽に関する知識は身につけているが、指揮法の勉強は未経験の方
-指揮法を学んだ経験の有無 (経験ありの場合にはその内容や期間について)
-6月末を目安に、ご自身が選択された課題曲を事務局にお知らせ下さい。
講師プロフィール
現代音楽に精通し、これまでにEnsemble L’Itinéraire, Ensemble 2e2m, Smash Ensemble, Ensemble Zellig、アンサンブル室町 等数多くの現代音楽アンサンブルを指揮する。ストラスブール・ムジカ現代音楽祭、ヴェネツィア・ビエンナーレ現代音楽祭、ブリュッセル・アルスムジカ音楽祭などでの公演他、100作を超える新作初演の指揮・演奏・録音を西ヨーロッパを中心とする世界各地で行っている。2002年に「武満徹ピアノ作品集」のCDをHarmonia Mundi社よりリリースしたのを皮切りにこれまでに指揮・ピアノの両方で5枚のCDを録音。そのうちの1枚は Prix des lycéens 賞にノミネートされた。更に2005年にはフランス人若手作曲家らと共に現代音楽アンサンブル «ミュルチラテラル»を創設し、2014年まで同アンサンブルの音楽監督を務めている。2012年に同アンサンブルとフランス国立放送局で録音したセバスチャン・リヴァス作曲のオペラ「幻覚の夜」は、Prix Italiaを受賞した。オペラ作品にも造詣が深く、パリ管弦楽団合唱団の練習ピアニストやオペラ公演のコーチ等を務めた後、2007~2008年にかけてモンペリエ国立歌劇場並びにモンペリエ国立管弦楽団の副指揮者として数多くの交響曲・オペラ公演を手がけ、Jerzy Semkow, Lawrence Foster, Enrique Mazzola, Alain Altinoglu, Friedemann Layer等の指揮者及びRené Koering, Jean-Paul Scarpitta,Moshe Leiser等の演出家と協力し、公演を成功に導いた。2009年12月にはモンペリエ国立歌劇場にて「椿姫」を指揮。2009年シャトレ座での「魔笛」公演、2010年ストラスブール国立歌劇場での「マクベス」公演、チューリッヒ歌劇場での「ジェズアルド」世界初演の副指揮者も務めた。2014年夏にはファビオ・ルイージの副指揮者としてイタリアのマルチナ・フランカ音楽祭にてアルフレッド・カゼッラ作曲のオペラ「蛇女」の公演に携わった。レパートリーはバロックの弾き振りから現代作品まで実に幅広 い。現在までにモンペリエ国立管弦楽団、リール国立管弦楽 団、ニース交響楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、バスク交響楽団、オーベルニュ室内管弦楽団、アモル交響楽団(韓国)、ルーマニア国立放送管弦楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニック管弦楽団(チェコ)、パドゥルー管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、ヴェトナム国立交響楽団、東京シティーフィルハーモニック管弦楽団、群馬交響楽団、大阪交響楽団等のオーケストラを指揮し、またEmmanuelle Bertrand, Henri Demarquette, Cyprien Katsaris, Eric Aubier, David Guerrier, 広瀬悦子、萩原麻未等のソリストと共演している。
2011年3月11日の東日本大震災勃発の2日後に「パリ東日本大震 災チャリティーコンサート実行委員会」を創設。パリ国立高等 音楽院、パリ日本文化会館、パリ市内の教会や市役所などの協 力のもと数々のチャリティーコンサートを企画。それら一連の コンサートの締めくくりとし、2011年4月10日ユネスコ本会議 場にて有志によるオーケストラコンサートを開催。実行委員長 としてジャポネード・オーケストラ並びにジャポネード合唱団 を指揮した。翌2012年3月11日には震災1年後の「復興メモリ アルコンサート」の指揮者として、佐渡裕と共に再びユネスコ の舞台に立った。
教育活動にも関心が高く、2014年にジョクジャカルタを拠点とするインドネシア初のユースオーケストラ、インドネシア・ユース交響楽団を設立、音楽監督に就任する。また、子供達を中心とする若い世代の聴衆が質の高い現代音楽の演奏を気軽に楽しめる空間づくりを目指して、2015年にパリでアンサンブル・ムジカ・ユニヴェルサリスを結成、芸術監督を務める。
近年は作曲活動も再開し、アンサンブル・ポリクロミーからの委嘱で、今夏より遠藤周作の小説「沈黙」をベースとしたフランス語のオペラ「Padre」を作曲予定。
2016年より東京アンサンナブル・ファクトリーのミュージックパートナーも務めている。
夏田昌和